急性期で働く中で求められる能力

急性期の看護師として働こうと考えているのであれば、どのような仕事内容をするのかある程度は確認しておいた方が良いでしょう。

特に急性期の現場は「忙しい」というイメージがあるかもしれませんが、どこの現場でも作業の効率化やスタッフ増員などを行って、助け合えるような環境を作ってフォローをしています。
緊張感はあるものの、自分の頑張りで患者さんが元気になっていく様子を間近で見ることができるため、ダイレクトにやりがいを感じられるのではないでしょうか。

また、これには向き不向きがあるかと思いますが急性期では、現場に走る緊張感やスピード感に応えられる必要があります。全体を見ながらてきぱきと行動ができ、予測をしながら連携をし、報告等を随時できるような人材でないと務まりません。

そんな中、しっかりと最後まで仕事を集中して行うためには、体力と持続力を高めておくことが大切です。貪欲に自分の知識や技術、スキルの向上を目指している方であれば、非常に多くのことを学べるはずです。

ただし、急性期という時期の性質上、患者さんの容態が急変するということは珍しくありません。そのため、感情のコントロールもできるようにしておかなければなりません。患者さんの気持ちに寄り添うことは大切ですが、いざという時に心の切り替えができなければ、自分自身の心身に負担がかかってしまいます。
こうした背景を考えると、体力的にも精神的にもタフな人でなければ、急性期で長く続けることは困難だといえます。